台湾の果物屋さんで剥いてもらった甘い甘いフルーツ


台湾は5月に入ると本格的な夏のシーズンになります。気温も北部の台北でも30度を超える日が出てくるのですが、その暑さとともにやってくるのが台湾の甘い甘いフルーツの数々です。台湾の滞在での最大級の楽しみと言っても過言ではないくらい、そのシーズンのフルーツを食べると幸せな気分に浸れます。このシーズン真っ盛りの台湾フルーツをまだ食べたことがない方は、初めて食べた瞬間にフルーツへの概念が変わる事は間違いありません。いままで日本で食べてきたものはいったいなんだったのだろうと、、、。そして一年また一年、頑張って夏に台湾を訪れたくなるでしょう。

日本で食べるのとなにが違うの? 台湾のフルーツの数々

今や日本でも、台湾だけでなく世界各国のフルーツを買って食べることができますが、実は日本で食べると、味や食感に大きな違いがあります。なぜなら、完熟ではないからです。輸送や検疫の関係上、世界各国から送られてくるフルーツは熟す前に収穫されたものばかり。それでも普段私たちが甘い、美味しいと感じられるのはそのフルーツの潜在的な美味しさがあるからです。そしてそのフルーツが完熟して本領発揮した時の美味しい味はものすごい事になります。とは言っても、完熟のフルーツはやわらかく、傷みやすいもの。ちょっとした衝撃で傷んでしまうため、日本への輸出には向きません。もし日本でそんなフルーツを食べたいのであれば、日本で作られたものを食べるしかないのです。

けれども完熟フルーツは高級品!
リンゴやミカンなど、日本でも沢山美味しい果物はあります。それらは日本全国で育てられ、いまだに私たちを楽しませてくれています。しかし、元々マンゴーなどの南の地域のフルーツは九州や沖縄など、限られた地域で育てられている為、生産量も少なく、高級品となっています。完熟の甘い甘いフルーツを食べたいとしたら、マンゴー一個にウン千円を覚悟しなくてはなりません。それが台湾ではせいぜい数百円。シーズンに入れば、どのフルーツもとびっきりの甘さです。今や価格破壊の航空業界、そんな果物を数個現地に行って食べたら、ひょっとすると飛行機代の元くらい取れてしまうこともあります。

台湾のフルーツ事情
3月頃から苺のシーズンが始まります。その後、5月頃からマンゴー(芒果)やパパイヤ(木瓜)の旬が始まります。そしてもう一つ忘れてはならないのが、パイナップル。日本では固くて酸っぱいせいか、スイカのように切り、芯の部分を切り取って食べますが、台湾の完熟パイナップルにそんな食べ方は似合いません。するりするりと皮を剥いてもらい、そのままガブリです。芯まで柔らかいので、食べられます。それらが8月くらいまでで旬が終わりますが、7月にライチが、その後にグアバが旬を迎えます。グアバは旬になると身もつるりと柔らかな歯ごたえがあり、しつこくない柔らかな甘さがあります。そしてもう一つ、ドラゴンフルーツの旬にもなります。燃えるような赤い実に、中は白い実とゴマをふったような種が入ったトロトロの果実で、さっぱりとした甘さが広がります。秋から冬にかけてはワックスアップルというシャキシャキした果物、そしてスターフルーツなど日本では高級な果物が軒に並びます。台湾で有名なヤシやバナナは年中普通に手に入りますのが、せっかくなので、滅多に食べられない南のフルーツに手を伸ばしてみるのがお勧めです。

怪しい夜市のフルーツ屋さんには気を付けて。



※値札の出ていない夜市の屋台

士林夜市の入り口にはよく沢山のカットフルーツ屋さんがいますが、十分に気を付けてください。他の夜市でもそうですが、観光地で外国人相手の場合、料金をふっかけてきます。夜市の屋台では、計り売りが多いのですが、必要以上に入れ、料金も正規の倍から3倍で取られたりします。正しい金額かどうかは、しばらくお店の様子を観察してみてください。現地の人が買っている時と、外国人観光客が買う時のグラムあたりの値段が違うはずです。秤のボタンを操作して金額を切り替えていますので、ご注意を。高い場合には断ってその場を離れてください。

ではどんなフルーツ屋さんなら安心なの?


※トロトロのパイナップル、なんと手のひらの上で切れてしまうほどの柔らかさ

昼間に街角で商売しているお店ならまず安心です。なぜかというと、日本の八百屋さんと同じように値札が商品の前に立っているので、もうふっかけようがありません。でも夜市と違ってカットフルーツじゃないから、食べにくいという方は、お買い上げの際に店員さんに左手で果物を持つマネをして、右手で手刀を切ってみてください。包丁をちゃんと用意しているお店なら、それで食べやすいように目の前で見事にカットしてくれると思います。そのカットの仕方を見るのもきっと楽しみになると思います。国が変われば、剥き方も変わるのですから。

最後の必殺技、帰国の際でもフルーツを食べまくりたいあなたへ。

様々な美味しいものを食べつくし、帰国の途につく時、それでもまだフルーツが食べたいという方が世の中には数多くいらっしゃいます。そんな方々が行う手法、それは帰りの台湾発の飛行機の機内食をフルーツミールに変えてしまうことです。元々はベジタリアンの方への食事だったようですが、フルーツシーズン真っ盛りの台湾発の飛行機は事前に航空会社に食事のリクエストをすると、フルーツてんこ盛りの機内食が出てきたりします。早朝のフライトで、軽いものがいい方、夜便ですでに食事をすませているだろうという方、最後の最後までフルーツを食べたい方は、出発日の数日前までに航空会社にご連絡ください。

最後に
ハッキリ言って、このフルーツを食べに行くだけでも台湾に行く価値があります。夏の暑いシーズンにはなりますが、それを押してでも行けるくらいの魅力です。しっかり完熟フルーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。