台北から40分、古き良き台湾が残る淡水の夕暮れ
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台北近郊で観る夕日の中でも、特に美しい場所をご存じですか? もし夜に士林夜市に行こうと思っている方は、夕方、士林の先の台北の郊外、地下鉄のレッドライン(淡水線)の終点、淡水という町まで先に足を延ばしてみてください。淡水という町は川の河口付近にあり、そこから見る夕日の美しさは一際です。夕方まで淡水で過ごし、河口沿いに並んだ屋台やお土産屋をひやかしつつ、夕日が沈むまでゆったりと時間を過ごしてから、士林夜市まで向かうのがお勧めの廻り方です。淡水は大学を中心とした古きよき町。ちょっと坂を上がっていけば、学生向けの小さな露天が沢山あり、小腹がすいても、台北市内よりもはるかに良心的な値段で様々なものを摘まむことができます。夕方のひと時、淡水で過ごしてみませんか。
アクセス簡単!台北ではないけど、郊外の町。
地下鉄MRT淡水線終点で降りるだけの簡単なアクセスです。台北駅からだと、40分ほどの所。日が暮れる1時間半くらい前に台北駅を出ると、丁度いいかもしれません。なお、台湾は日本との間に時差が一時間あります。沖縄で沈む夕日が仮に5時だとしたら、台湾は4時に沈んでしまうことになりますので、出発時間にはご注意ください。淡水駅を降りて、改札を出て左に曲がれば、もうそこは夕日のスポット、河沿いの公園です。駅とは反対側に向かってどんどんと進んでみましょう。
河沿いの射的屋さん!

河沿いでは様々な露天、屋台が並んでいます。そんな中でも日本ではあまり見かけないのが射的屋さん。日本ならコルク玉鉄砲程度の射撃ですが、ここでは空気銃です。日本よりちょっとだけ威力の強い射撃を味わえるのもここならでは。でも、射撃を楽しんでいる人たち、よく見てみるとかなり本格的な構え方をしています。それもそのはず、台湾の男性は徴兵制があり、みんな扱い方には慣れているので、かなりの腕前です。なので、日本ではまず見かけない大きな空気銃や、これ当てるの無理だろーというような的もあるので、楽しんでみてください。うまく当てるとかなり豪華な景品がもらえますよ。
他の夜市に劣らぬ屋台の数々
雑貨を売る店は少ないものの、食べ物の屋台の数なら他の惹けを取らない淡水の屋台街。川沿いから一本入った所の道は屋台と人で埋め尽くされています。ここの屋台の特徴は座って食べるというより、歩きながら食べられるものがメインで売られています。夕暮れまでのしばらくの間、屋台でたっぷり買って、食べながら夕日を眺めてみてください。
対岸への船が出ています。
淡水で少し時間がある方でしたら、河の対岸に船で渡ってみるのもお勧めです。特に夕方はクルーズ替わりに遊覧船に乗って、対岸へ。対岸の町には沢山のディナーが楽しめるレストランも多く、淡水よりちょっとだけリッチな気分になれる場所です。ただ、くれぐれも最終の船には間に合うように。MRTで帰れなくなるので、タクシー代が高くついてしまいますよ。
河とは反対、山側に歩いていくと、、、
淡水の駅前、大通りを渡り、坂を上がっていくと、そこは学生街です。この坂の一番上に大きな大学があり、その麓はすっかり学生街です。スクーターに乗った学生が沢山うろうろとしています。そんな道中で特にお勧めなのが、フルーツ屋さんです。シーズンに入ると、沢山の果物が売られています。カットされていないものでも大丈夫。好きな果物を選んで、お店の人に渡しながら、お相撲さんが手刀を切るような真似をすれば、きっとその場でカットしてくれます。普段学生の一人暮らしの人を相手にしているお店ばかりなので、一個買うだけでも大丈夫ですよ。
オランダ館

元々、この街淡水は歴史的に古い町です。オランダが台南に拠点を作ったのに引き続き、淡水にも館を建てました。それは台北という町が出来て発展するよりはるか昔のこと。台湾の河口付近では、船が容易に近づくことができたので、当時は河口を中心として貿易拠点ができたのでした。淡水の屋台街を登っていくと、今でもオランダ城(館)があり、見学することが出来ます。当時は台湾の赤土を使い、レンガを焼いて館を建てたので、今でも趣のある、真っ赤なレンガ作りの館を見ることができます。台湾でいまでもなお、レンガ造りの建物を見ることができるのは、古くはオランダからの影響なのでした。
淡水名物といえば
せっかく淡水まで足を延ばしたので、名物を食べたり、買ったりしましょう。淡水の名物といえば、貝。屋台で小さな貝を貝殻ごと味付けして煮てあります。買うと、どっさりとビニール袋の中に入れてくれるので、一つ一つ、つまんで貝の穴を吸ってみましょう。すると甘辛い味と共に、身が出てきます。お酒のつまみとしても最高です! そしてもう一つの名物はお土産に買っていきましょう。淡水名物燻製卵です。小さな卵を燻製状にしてパックして売っています。独特のクセがありますが、日本の焼酎などによく合う味です。様々な味があるので、それぞれお試しください。
最後に、淡水のいいところ
淡水、それは何があるわけでもなく、ただ夕日が綺麗とか、屋台街があるだけとか、そんな小さな町です。けれども、台北の都会の風景とは明らかに違う、多分日本人が台湾といえばと思い浮かべる懐かしい風景に近い町なのだと思います。夕方のひと時を、淡水で是非過ごしてみてください。