もう怖くない!台湾で初めての飲茶
有名な中華料理の代名詞といえば、飲茶。お茶と一緒に熱々の点心を取り、食べれば中は肉汁たっぷり、外はモチモチした皮でさらに満足。飲茶と聞くだけで、もうたまりません。ですが、飲茶のお店の前でちょっと怖くなり、引き返した方はいませんか? 店の前には大勢の人が待っているし、ちょっと中を覗いても、何をどうやってオーダーしているのかが全く分からずじまい。なんとなく尻込みしてしまった経験は誰でもあるのではないでしょうか。それもそのはず、飲茶は現地の人の食文化と密接しているので、他の飲食店に入るよりも、中華圏の風習を求められることが多いと思います。でも、高級な食事とは違い、一般大衆向けの食事が飲茶です。慣れてしまえば、お茶とこれでもかというくらい美味しい点心が食べられます。是非チャレンジしてみてください。
有名店の前には人だかり
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出典:http://blogs.yahoo.co.jp/rsmbg100/33386185.html
最近は日本にも進出している鼎泰豐など、台湾には数多くの有名店があります。ガイドブックを見れば、その店数は数知れず。そんなお店にお昼頃に行くと、大概は混んでいます。店の前にも人だかりで、整理券を取り、その番号順に呼ばれるというようなシステムのお店もあります。整理券制のお店でも、受付がある店でも、ひと声かけて、身振り手振りでも大丈夫なので、入りたい人数を伝えて、自分が呼ばれるのを待ちましょう。整理券制のお店なら呼ばれた番号がモニターに表示されるので、聞き逃す事もなく、安心です。ですが、ちょっと待ってください。こんなに並ぶのなら、少し時間をずらしてみませんか? 特に飲茶は11時半~14時くらいまでは特に混みます。朝食を軽めに済ませ、早めの飲茶ブランチにしたり、14時以降を狙って入るのもお勧めです。なお、お店によっては、15時を過ぎると点心が安くなったりするお店もあるので、狙ってみるのもありです。それともう一つ、有名店の中には予約をとることができるお店もあります。もし、ステイ先のホテルにコンシェルジェデスクがあるのなら、立ち寄って相談してみるといいと思います。きっと予約までしてくれるでしょう。
まず席についたら、お茶を選びましょう。

そもそも、飲茶(お茶を飲む)というくらいですから、元々、飲茶は‘お茶を飲む’という動詞がいつの間にか名詞になってしまったと言われています。ですので、席に着くと、店員さんが真っ先にどんなお茶を飲むのか聞いてきます。店にもよって若干の違いはありますが、烏龍茶、ジャスミン茶、プアール茶などがあります。油っこさが気になるという方はプアール茶を、香りを楽しみたいなら烏龍茶やジャスミン茶がお勧めです。なお、お茶といえども茶葉の料金はチャージされるので、しっかり飲みたいものを伝えてください。但し、他のお茶も飲もうと何種類も頼むのはNGです。なお、オーダーの時、お茶の種類は日本語で言っても通じるはずです。
ちょっと覚えておいてほしいお茶のルール
出典:http://www.hongkongnavi.com/special/5000966
台湾の烏龍茶やジャスミン茶などは多くは1回の茶葉あたり、5~6回淹れることができます。ですので、ポットに入っていたお湯がなくなっても、またお湯を注げば、お茶を飲むことができます。もしお湯がなくなってしまい、お湯を継ぎ足して入れてほしい時には、テーブルの隅にポットを置き、蓋を開けておいてください。蓋を開けて置くのは、お湯を入れてくださいというサインなのです。店員さんが近くを通れば、気が付いてお湯を注いでくれます。もし、食事中にお湯を注ぎに来てくれたら、開いたほうの手で拳をつくり、軽くトントンとテーブルを叩きましょう。それが飲茶をしている時はありがとうという意味になります。
点心の頼み方

店によっても頼み方は違うのですが、主に二種類あり、一つはおばちゃんが点心のカートを押しながら、テーブルまでやってくるので、実際に見せてもらい頼むやり方。こちらは私たち日本人にとっては楽な方法です。そしてもう一つはテーブルの上に点心の名前がずらりと書いてある紙があり、そこに数量を記入して店員さんに渡すと、持ってきてくれるというやり方です。後者の方は、漢字から推測するしかありません。
簡単にですが、メニューの名前には、最初に材料の名前が来て、後にその調理法を書いていることが多いです。例えば蝦焼売(エビのしゅうまい)とか、鶏球大包(鳥肉で餡を作り、肉まんみたいに包む)そうすると、なんとなくそれが何だかが分かると思います。そして、日本人はもうなかなかここには来ないだろうと、7つも8つも点心を頼もうとする人も多いのですが、それは多すぎです。目安としてですが、一つの蒸篭に3つか4つ点心が入っているものなら、せいぜい3蒸篭くらい取ればお腹がいっぱいになると思います。ですので、飲茶はなるべく3~4人くらいで行くと、9~12種類もの点心が食べられるわけです。お店の蒸篭が、もし大きな蒸篭に沢山点心が入っているなら、それはグループで10個をシェアしてくださいという意味なので、グループで3蒸篭くらい取ってください。
箸でつまんだ時にタプタプしたら、
点心の中で、箸で持ち上げたら、中に液体が入っているみたいにタプタプしているものと出会うかもしれません。小籠包のように、肉餡の中の煮凝りが温められて溶けるとそんなふうになります。そんな時はレンゲの上に一旦のせて、皮を箸で破って中のスープをレンゲの上に出してから冷まして食べるといいでしょう。いきなり食べるとやけどしてしまいます。ついでに、そのレンゲの上にはきざみ生姜などをのせて一緒に食べてみるのもお勧めです。
最後に
最低限、これらのルールを抑えていれば、もう怖いものはないはず。初めての人でもきっとすいすいお腹が満たされると思います。点心は元々広東料理ですが、台湾は肉も魚介類も野菜も新鮮なところです。そんなところで食べる飲茶はきっと美味しいと思います。楽しんでください。